石舞台古墳

蘇我馬子の墓と伝えられている石舞台古墳は飛鳥の代表的な観光地となっている。古墳時代後期の方形古墳で,東西約55m,南北約52mである。大小30個の花崗岩を積み上げて築かれた横穴式の石室が露出しており,実際は2段の古墳ではなかったかとも考えられている。天井に使われている石の総重量は約140tもある。石舞台がある一帯は島ノ庄と呼び,もともと蘇我氏の所有地だった。当時強大な権力を誇っていた蘇我馬子の庭園があり,そのため蘇我馬子の墓と伝えられている。古墳でありながら「石舞台」と呼ばれているのは,天井石を舞台にして狐が女に化けて舞を見せたという伝説があり,また,いつの時代かわからないが,旅芸人がこの石の上で舞を披露したという云われから名付けられているらしい。

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石舞台一周


石舞台古墳東側の丘より
石舞台古墳北側の丘より
全景 1
全景 2
南から見る
北から見る
南面
約77tの南側天井石
石室への入り口 1
石室への入り口 2
古墳内部 1
古墳内部 2
天井石の隙間からのぞく
西面を見る
初春