藤原京

 天武天皇のあと,690年,飛鳥浄御原で持統天皇が即位します。
 694年,かねてより建設中だった藤原京に都を移しました。ここは畝傍山,耳成山,香具山に囲まれた所で,唐(中国の都)にならって,それまで見られない大きな都が造られました。


藤原京復元図(飛鳥資料館提供)

中央集権国家の完成へ

 天智天皇,天武天皇に続き,天皇中心の政治をすすめた持統天皇,697年に太上(だいじょう)天皇(上皇)となって位を草壁皇子の子軽皇子(文武天皇)に譲ります。701年には大宝律令が出され,天皇中心の集権国家がここに完成しました。
藤原京
大宮土檀(藤原京の大極殿跡)