琴陵宥常(ことおかひろつね)[1840~1892年]
琴陵宥常大人命(ことおかひろつねうしのみこと) 四国香川県の「こんぴらさん」で知られた金刀比羅宮(ことひらぐう)の宮司です。江戸時代から呼ばれていた「金光院金毘羅大権現(こんこういんこんぴらだいごんげん)」という寺院名を「金刀比羅宮」と言う神社名に改めました。1886年、イギリス船「ノルマントン号」が紀州沖で沈没する事故が起きました。イギリス人船員は無事助かりましたが、日本人は全員水死するという痛ましい事故でした。琴陵宥常は海上安全を祈願し、「大日本帝国水難救済会大旨」を作成しするとともに総理大臣黒田清隆に直接訴え、「大日本帝国水難救済会」を創設させました。