泰期
14から15世紀の沖縄は三山時代(1322年ごろから1429年)と呼ばれ、中山(ちゅうざん)・南山(なんざん)・北山(ほくざん)の三つの政権によって統治されていました。後に中山を掌握した尚巴志(しょうはし)が北山に続いて南山を攻略して三山を統一しました。読谷村の豪族泰期(たいき、たいち)は中山王「察度王」の命を受けて初の進貢使として中国に派遣されました。中国と琉球王国の交流に貢献した先駆者でした。当時の中国への航海は容易ではなかったが泰期は5往復もしたと伝えられています。このことは沖縄の一番古い歌謡集「おもろさうし」にも謡われています。